室内に煙が逆流します
【原因1】 煙突トップが風圧帯の中にある
風圧帯とは、風が建物などの障害物にぶつかり渦まいて発生する風の壁です。 煙突トップが風圧帯の中にあると煙が正常に排気されないため、煙は室内側に逆流してしまいます。
対策1: 煙突を屋根上まで上げる。障害物より高く上げる 対策2: 煙突トップ付近にある障害物を取り除く
【原因2】 煙突の横引きが長すぎる
煙突の横引きが長すぎると排煙効率が大きく低下します。結果として煙が逆流する場合があります。
対策: 煙突の横引き長さは1.5m以下にする また、横引き長さに対して1.5倍以上の長さで煙突を立ち上げる
【原因3】 薪の乾燥が不十分
水分を含んだ薪を燃やすと不完全燃焼になり、ストーブの温度が上がらず煙が多く発生します。 (薪が燻ると多量の煙が発生します) このときストーブの空気口から煙が逆流する場合があります。
対策: よく乾燥した薪を使用する
【原因4】焚き方に問題がある
ストーブを焚くときは次の順番で薪を燃やしてください。
@ 細かく割った焚付材(杉等の針葉樹) → A 小割り薪 → B 中割り薪 → C 大割り薪
ストーブ炉内に予めC、B、A、@の順に積んでセットしてから燃やすというのも手です。
空気を全開にして上記の順番で薪をしっかり燃やし、小さい炎から大きい炎へと火を育てるように燃焼させましょう。ストーブ自体が温まると薪の燃焼が自然と安定し、温度が上がっていきます。 慣れないうちは着火材「ファイヤースターター」を使用すると着火がスムーズです。 いきなり太い薪に火をつけようとしては駄目です。
【原因5】 煙突が煤詰まりを起こしている
煙突が詰まっていると煙が正常に排気されません。 煙道だけでなく煙突トップも確認してみましょう。 H笠やT笠の場合、鳥が巣食っていることもあります。 また、煙突掃除し忘れている箇所がないかよく確認してください。
対策: 煙突をチェックし、掃除を行う 掃除方法はストーブメンテナンスガイドをご覧ください
【原因6】 換気扇(換気システム)が作動している
室内(特に高気密の部屋)で換気扇(換気システム)が作動していると、室内の気圧が外気を下回り負圧になる場合があります。 負圧の室内でストーブを使用すると、「煙突から空気を吸い、室内に煙を吐く」という吸排気の逆転現象が起きてしまいます。 最初負圧で逆流が起こっても、煙突が温まりドラフト(上昇気流)が働くと、正常に戻る場合があります
対策1: ストーブを外気吸入加工する 対策2: ストーブ使用中は換気扇(換気システム)を止める 対策3: 煙突のドラフト(上昇気流)が強まるまで窓や換気口を開けて使用する
【原因7】 強風地域である
風が強い場所では、煙突トップに風が吹込み排煙を阻害することがあります。いわゆる逆風です。
対策: 逆風対策煙突トップ「ウエザートップ」を使用する ただし、ウエザートップは構造上雨が入りやすいため、煙突屋根出し設置にはご使用いただけません。

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