煙突ダンパーの必要性は?
【ダンパーを使用する目的】 薪ストーブを使用すると、煙突には「ドラフト」という煙を吸い上げる力が発生します。 煙突をまっすぐ垂直に立ち上げる屋根出し設置などでは、ドラフトが強力に働くため、煙とともにストーブの熱を一緒に吸い上げてしまい、しっかり焚いているはずなのに部屋が中々温まらなかったり、薪の火持ちが悪くなり燃焼時間が短くなるなどの不具合が発生します。 このような場合にダンパーを使用し、ダンパーの調節によりドラフトにブレーキを掛けることで、煙突の吸引力が弱まり、暖房効率や燃費が改善されます。
【ダンパーの使用箇所】 ・ストーブ付近に取り付けてください。通常はストーブの直上に使用します。 ・縦向き煙突にご使用ください。横向きの煙突には使用しないでください。 ・操作しやすい位置に取付けてください。
【ダンパーの使用方法】 ダンパー弁の開閉はレバー操作で行います。 レバーは「真上」にすると「全開(ぜんかい)」、「真横」にすると「全閉(ぜんぺい)」状態になります。 全開の状態から少しずつつ弁を傾けていき、炎の様子を見ながら調整を行います。 煙の逆流を起こさないようにしつつ、炎がやわらかく揺らぐ状態になるよう調整してください。
【ご注意点】 ダンパーは完全に閉じてしまうと排気不良となりストーブから煙が逆流する可能性があります。ご注意ください。 消火の際にダンパーは閉じないでください。排気不良が起こり思わぬ事故につながる可能性があります。
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